50歳の時に見たアイアンマンレース * がとても格好良くて。特にハワイのチャンピオンシップは、日本人の方や年配の方もみなさん輝いていて。それで私もアイアンマンレースに挑戦したくなり、練習を始めました。
トレーニング開始たった6ヶ月でレースに出ましたが、結果はタイムアップ。。。完走できませんでした。その当時はフルマラソンすら走ったこともなかったんですから、今思えば当然の結果ですよね。
それからは、完走できなかった悔しさを胸にトレーニングを積み、翌年の2015年に完走することができました。念願だったアイアンマンレースのフィニッシュラインを初めて超えたときの感動は今でも忘れられません。
フィニッシュラインの向こう側はこれまでに見たことのない景色でした。短い距離では得られなかった達成感を味わい、多くのアイアンマンアスリートが目標にしている意味もわかりました。
* アイアンマンレース 距離 Swim3.8km,Bike180km,Run42,1km
歯科医院で歯科医師をしています。今は週に5日、9時から18時までが診療です。
トレーニングは、平日は朝練がほとんど。6時過ぎからインドアバイク、7時過ぎからランと、毎朝2時間ほど仕事前に練習をしています。スイムについては、時間の関係でプールに行けない日もありますが、理想としては週に8km以上泳ぎたいと思っています。
私の場合、夜に練習をするとアドレナリンが出てしまって、眠りが深くなりにくくて。
夜にラン講習会に参加したこともあるのですが、仕事の疲れからタイムも出ず思うようにいきませんでした。そこで、仕事のある日は3種目すべての練習を朝やることにしました。
休みの日は、3種目すべてできる場所に行って練習していましたが、最近は新型コロナウイルスの影響で、近所や室内でのトレーニングが多いですね。自宅室内でできる“オンライン”バイクトレーニングを取り入れ、今は毎日1~2時間、毎月800kmは乗っています。外でバイクに乗るのはリスクも伴うので、今の環境の方が自分に合っていると思いますし、練習できています。
私は仕事もきちんとしていないとダメだと思っていて。“仕事も完璧に、趣味もとことんやりたい”という、この気持ちこそが、両立をする上でとても大事だと感じています。
不思議なことに、仕事と趣味のバランスが整っている人は私のことも応援してくれるんですよね。
最近、トライアスロンにチャレンジする人が増えてきているのは、心も体も共に鍛えられるからだと思います。会社経営者の方も多いですし、トライアスロンが会社と会社の縁をつないでくれるということもありますね。私もトライアスロンを通じてたくさんのご縁をいただいています。
そしてなにより私は「遊ぶ金は自分で稼ぐ」がモットーなので、きちんと仕事も続けていこうと思っています。
あります。そういうときは休みますし、それが逆に長く続けられる秘訣だと思っています。
無理にトレーニングをして、怪我をする人をたくさん見てきていますから。私は50代で始めたので、きちんとケアをしなければすぐ怪我に繋がってしまいます。怪我をして人工関節などを入れてしまうと、もうトライアスロン自体できなくなってしまうので、そうならないように気をつけていますし、そのための勉強もしています。
休まないことです。1日は24時間しかないので、休憩を取らずに時間をフルに使って処理能力を高めることを心掛けています。
ただ、昼間に15分間お昼寝をしています。これで午後もリフレッシュして仕事に打ち込めています。
あまり(笑)。うちの夫婦はお互いに自立していますし、何も言ってこないということは、私のやりたいことを尊重してくれているのだと思っています。自分のことも子供のこともきちんとやっていますし、周囲にあまり迷惑をかけないようにと考えています。自分の時間を作るために努力をしてきたし、その時間を得るために必要なこともしているので、家族は理解してくれていると思います。いつかコナ大会 * に出られたら、家族を連れていきたいですね。
* Ironman World Championship(アイアンマン世界選手権)
30~40代のころは、自由な時間や趣味のことまで考えられませんでした。家庭と仕事が第一優先で、スポーツ以前に自分自身に費やせる時間がなかったです。
50歳手前あたりから少しずつ自分の時間が持てるようになりました。今では趣味にかけられる時間も増えましたが、まだ50代なので、あまり趣味に費やしてもいけないなとも思っています。自立した状態を保つためにも仕事は続けていくつもりですし、将来的には仕事と趣味が半々のバランスにしたいなと思っています。
バランスを悩み始めたらできなくなってしまいますよね。私はバランスというよりも、10年後のなりたい自分を描いて、そのために「今やらなければいけないこと」、逆に「やってはいけないこと」を常に考えて行動してきました。まず目標を立てて、「今やるべきこと」、「明日やるべきこと」、「来年やるべきこと」を明確にすることが大切だと思います。
私は、50歳のころは60歳でコナ大会に出たいという目標を立てました。新型コロナウイルスの影響で、その目標がどうなるかわからなくなってしまいましたが、今の練習体勢や時間を有効に使えるようになったことはよかったと、前向きに捉えています。いろいろな大会が中止になりましたが、絶対に出たいという願いを持ち続け努力すれば、いつか必ず出られると私は信じています。
学生のころから、古い慣習を打ち破るような選択をしてきたので、やってやろうという気持ちも人の3倍くらい強いんだと思います。
それが今にも繋がっていて、自分のやっていることを周りの人にも納得してもらいたいという少し突っ張った考え方や生き様が、アイアンマンレースにピッタリとハマった感じです。
アイアンマンレースに挑戦している方は皆さんかっこいいし、女性も自立していて意見をはっきり言える方ばかり。自分も「あんな風になりたい」と思ってもらえる人になりたいです。そのためにも努力は続けていきたいですね。
日本では、子供がいて経済的にも自立してアイアンマンレースをしているという女性はまだ少ないと思います。私と同じような人がもっと増えるといいなと思っています。
10歳ほど年齢が上の日本人女性で、尊敬している人が2人います。どちらも仕事を続けながら、ハワイのコナ大会に参加されていました。
その方のおひとりから「10年間は故障をしないように、自分のペースを乱さず、家庭を壊さず仕事もしっかりしてコナ大会に行ってほしい」と激励していただいたことがありました。レースには世界中の猛者が集まってきますが、彼ら彼女らを前にすると、自分に甘くなってはいけないと強く感じます。そう感じさせてくれるところがアイアンマンレースの好きなところです。
自分よりもすごい方々がたくさんいる世界って、実際にはなかなかないですよね。私にとってアイアンマンレースは、人種や年齢、性別を超えて「こんな風になりたいと思える人に出会える場所」です。
私の目標はアイアンマンレースをずっと続けていくことです。
疲れていてやる気が出ないときに出場すると怪我をするので、そこは無理をせず自分のペースで。自分のペースを崩すと仕事にも影響が出ますから。好きな仕事にも全力投球しながら、トライアスロンの聖地「コナ」を走る目標を胸に、一生涯アイアンマンレースに挑戦し続けていきたいです。
今年は、室内でも十分トレーニングできる方法が見つかったので、これまで移動に割いていた時間もトレーニングに当てられるようになり、仕事と家庭の両立もしやすくなりました。
暇を潰すためになんとなく運動をしている人もたまにいますが、私は自分の意志でやっているからこそ目的も明確になるし、トライアスロンを始めたことで、体のことやそれに伴う食生活、少ない時間の使い方、金銭面などについてもきちんと考えられるようになった気がします。
仕事も好きなので、今後もトライアスロンと両立させていきたいです。仕事も趣味も全力投球することが楽しい。
目標を達成するために努力するのは仕事も趣味も同じ。まずはコナ大会に出場したいですね。トライアスロンの聖地コナを走っている方々は本当にかっこいいです。私もそうなりたいし、そうであり続けたい。
お互いに尊敬し合える練習仲間とともに、これからもモチベーションを高く保ちながら、「かっこよく続けていくこと」が目標です!!!
タイムマネジメントのために休憩をとらないという話をしましたが、それを支えてくれているのがUTA SUPLIです。お酒を飲んでも翌朝すっきりと目覚めますし、目覚めてすぐ行動できるので、タイムロスがなく24時間を有効に使えます。仕事も趣味もとことんやりたい私にとって、一生涯トライアスロンをしていくうえで欠かせないアイテムです。
2019年 | XTERRA JAPAN |
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2017年 | IRONMAN Cairns |
2016年 | IRONMAN Taiwan |
2015年 | IRONMAN Japan |
IRONMAN70.3 Centrair | |
2014年 | 世界トライアスロンシリーズ 横浜大会 |
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