ゴルフを始めたのは高校二年生の時ですね。実は私、こう見えて運動音痴なんですよ。特に幼いころはとにかく運動が苦手で、顔色も悪くガリガリでひ弱な子どもでした。今とは正反対なタイプでしたね。
そんな感じだったので、高校生になるまでスポーツの経験は全くありませんでした。高校生になり、憧れの先生が顧問をしているという理由でテニス部のマネージャーになりました。それがきっかけでテニスを始め、マネージャーでありながら、『将来はプロテニス選手になる!』なんて思いながら練習に明け暮れていました。当時は食事の時間さえ忘れてしまうほど熱中していましたね。でも、テニスに熱中したのは高校一年生の時の1年間だけ。きっかけは父親からのある一言でした。
父親から言われたんですよ。『高校生からテニスでプロを目指すのは難しいけど、ゴルフなら素質があれば3年でなれるよ』って。さらに、『もし、お前がゴルフをやるって言うなら、ワシはお前を世界中どこにでも連れて行ってやる。だから、一緒にゴルフしよう!』と。
ゴルフがプロ並みに上手だった父親の言葉で、私は握っていたテニスラケットをゴルフクラブへと変えました。もともと両親共にゴルフが上手だったのですが、幼少期にゴルフをやらされたことは一切ありませんでした。私がやりたくなったら全力で応援するというスタンスだったんでしょう。
素質があれば3年でプロになれると言われ、すっかりその気になった私は、18歳で単身アメリカへと渡り、現地の大学に通いながらゴルフに打ち込みました。当時は女子プロゴルファーがとても珍しい時代で、帰国後はすぐにインストラクターとしてゴルフレッスンの仕事を始めることができました。改めて思い返してみると、私を導いてくれた父親には感謝しかないですね。
もちろん、ゴルフを始めたばかりの頃は、選手としての活躍を夢見てツアープロを目指していましたよ。でも、留学先のアメリカで教えることの楽しさを知ったんです。帰国後にLPGA * 指導員助手、今でいうティーチングアシスタントの資格を取得し、インストラクターとして活動を始めたのが24歳のころです。
また、“先生”という職業への憧れもインストラクターになった理由のひとつですね。幼少期の私の夢は保育園や幼稚園の先生になることで、ぬいぐるみを相手に“先生ごっこ”をよくやっていました。なので、レッスンの際に生徒さんから『さり先生』と下の名前で呼ばれるのが保育園の先生のようで嬉しいんです。
“先生という憧れの立場で大好きなゴルフに関わりたい”と、ゴルフインストラクターの道に進んで25年以上経ちますが、今でもその選択に間違いはなかったと思っています。
* LPGA:日本女子プロゴルフ協会
よちよち歩きの3歳児から、人生の大先輩である70代のベテランプレイヤーまで幅広く指導させてもらっています。女性からのご支持も多くいただき、男女比もちょうど半々です。
私は完全オーダーメイド型のプライベートレッスンを行っています。それは、生徒さんが目指している目標がそれぞれ違うからです。楽しいゴルフライフを提供することを大切にし、形や枠にとらわれない自由なレッスンスタイルを心がけています。そのようなスタイルが幅広い層の方に受け入れられているというのは、非常にありがたいことですね。
私自身も楽しむことですね。生徒さんからは『さり先生が一番楽しそう!』とよく言われます(笑)。それぐらい、レッスン中は生徒さんと一緒に楽しんでいます。楽しいゴルフライフを提供する側が楽しそうでなかったら説得力ないですもんね。そして、生徒さんにも、たとえプレーがうまくいかなかったとしても、“楽しかった!”と思ってもらえるような指導を心がけていますし、そのための雰囲気作りも大事にしています。何でもそうですが、“楽しい”からこそ“もっと上手になりたい”と思えるんだと思うので。
生徒さんの中には早い段階で心を開いてくれる方もいれば、打ち解けるまで時間のかかる方もいます。ときには『ちゃんと上達させてくれるの?』というような疑いの眼差しを感じることもありますが、それでも楽しいレッスンを重ねていくことで、次第に心を開いてくれるようになるものです。その関係性さえできれば、私にはその生徒さんを上達させられる絶対的な自信があります!
とにかく、私は“ゴルフは楽しい”と思ってもらえるように、まずは私自身が楽しむことを心がけています。
当たり前の答えになってしまいますが、生徒さん一人一人と信頼関係を築き、そしてその信頼に応え続けることですね。私は普段から生徒さんとの何気ない会話も大事にしています。レッスン中でもゴルフ以外の雑談も積極的に行うことで、何気ない会話の中から生徒さんの状態を見極め、その時々でより効果的なレッスン内容を提供するようにしています。なので、レッスンの途中でも、生徒さんの反応を見ながら練習内容を変更することもあります。
私はこれまで『どうしてできないの?』と言われ続けてゴルフを嫌いになった方をたくさん見てきました。否定ばかりの偏った技術指導によって、楽しいはずのゴルフが苦痛になってしまう。それって、とてももったいないことだと思うんです。
私は“ゴルフは楽しい”と思ってもらうことを大事にしているので、まずは生徒さんの良いところを見つけ、そこにフォーカスすることで、成功体験や自信につなげてもらえるようにしています。ただ技術を教えるだけの画一的なレッスンではなく、生徒さん一人一人に合わせたオーダーメイド型のレッスンを提供しているのは、そのためです。25年以上もの間長く続けてこられたのは、技術的な部分だけではなく、こうした私のゴルフに対する考え方についても多くの生徒さんから共感をいただけているということなんだと思います。
これも、言うまでもなく私にとってはごく当たり前のことなのですが、全ての生徒さんに対して常に同じスタンスで接しています。
私のレッスンは有名企業の経営者から主婦や子どもまで幅広い方に受けていただいていますが、生徒さんによって態度を変えたりすることはありませんね。いわゆる特別扱い的なことは一切しませんし、いい意味でも悪い意味でも思ったことは口に出すようにしています。もちろん、ゴルフやレッスンを楽しんでもらうことが前提ですが。
普段から『さり先生』を無理に演じるのではなく、“自然体”で生徒さんと接しています。その気取らず裏表のない私の人間性を全面に出しているからこそ、生徒さんに信頼してもらえているのかもしれませんね。
ゴルフって“目の前の止まっているボールを打つ”という極めて単純なスポーツなんですが、とにかく奥が深いんですよ。“ゴルフは人生と一緒”と言われたりしますが、まさにそうだと思います。それでいながら、年齢に関係なく何歳からでも気軽に始められるのもゴルフの魅力のひとつですね。開放的なゴルフ場の雰囲気の中で、美味しい空気を吸って、いい汗を流し、自然と触れ合うことは、メンタルにも良い影響を与えてくれますしね。
私は30年以上ゴルフをしていますが、未だにラウンド前はワクワクしますよ。先日、ずっと行きたかった名門クラブでラウンドする機会があったのですが、前日の夜は嬉しさとワクワクで眠れませんでした。翌日のラウンドが楽しみすぎて眠れないことが最近の私の悩みです(笑)。年を重ねるにつれて、ますますゴルフが好きになっていますね。
私はとにかくゴルフが好きです。そして、その楽しさと奥深さも知っています。ゴルフ人口が減少していると言われる中で、私は“ゴルフは楽しい”ということを一人でも多くの方に知ってもらいたいと思っていますし、そのために『さり先生』としての活動をこれからも続けていきたいと思っています。
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