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怪我に悩まされた選手時代

― トライアスロンを始めたきっかけを教えてください。

子どもの頃から走ったり泳いだりとスポーツは得意でしたが、特に優れた選手という訳ではありませんでした。
高校時代に通っていた稲毛インターナショナルスイミングスクールにトライアスロンのコースがあり、トライアスロン選手と触れ合う機会が多く、良く話を聞いていました。
当時は、スイム、バイク、ランと3種の競技を1人で行うトライアスロンを「少しハードすぎる」と避けていましたが、その後進学した大学にトライアスロンサークルがあったので、これも縁だと思い、そこで初めて「やってみよう」という気持ちになりました。

― それからはずっと選手として競技活動を続けてこられたのですか?

実は途中で怪我を3回しています。
大学で始めてから、すっかりトライアスロンの魅力に引き込まれ、トレーニング中心の生活になり、徐々に良い成績も出せるようになりました。1回目は大学1年の春休み、ランニング中に転んで右足首を2箇所骨折しました。これがきっかけで身体・フォームを見直しプラスに働きました。そして、このまま競技を続けていけば、今以上に成績を上げられるのではないかという自分自身への期待があり、大学卒業後は稲毛インター * で活動を始めました。
2回目は2007年のU23世界選手権のレース中に足の甲に激痛が走り、歩いてフィニュッシュしました。この怪我がなかなか治らず練習ができなくなり、すっかり家に引きこもる生活になってしまいました。しばらくそんな生活を続けていましたが、さすがに自分でも「今のままでは駄目だ」と自身の生活を見直し、「3年頑張ってその時の結果で次を考えよう」と決意しました
そこから競技に復帰し、3年間がむしゃらに頑張ったのですが、その大事な3年目に再び怪我をしてしまって。。。「選手としてまだまだ続けたい」「オリンピックを目指したい」という気持ちが強かったのですが、怪我したことで選手としての将来が描けなくなってしまい、その年に選手としては区切りをつけることにしました。
* 稲毛インター:稲毛インターナショナルトライアスロンクラブ

選手からコーチへの転身

― コーチになった経緯を教えてください。

稲毛インターでの選手時代、一般の会員さんと一緒に練習をしていたこともあり、仕事をしながらトライアスロンを楽しんでいる姿を見ていました。その姿を見て、私も仕事を頑張りながら、またいつかトライアスロンに挑戦しようと思うことができたんです。
選手の時にランニング教室を担当させてもらっていて、指導の楽しみを感じていたこともありコーチを目指すことにしました。26~27歳の頃ですね。1年ほど稲毛インターでコーチ見習いをさせてもらい、コーチングの基礎を学ぶため、トライアスロンのオリンピアンを育てた青山剛コーチの元で勉強させて頂きました。
そうした経験を経て、30歳のときに「Lapulem(ラプレム)」を立ち上げました。

― 指導で気をつけていることはありますか?

怪我をせず楽しむことを第一にコーチングしています。
怪我は、身体だけではなく心にも影響します。好きでやっているスポーツなのに、怪我をしてしまうと思うように練習できなくてつまらないし、楽しめなくなってしまいます。怪我をすることは、誰もが避けたい、辛いことですよね。私自身の経験にも因りますが、選手時代に怪我をしたときは、元気な状態でトレーニングをしている人たちの輪に入って行きにくいことがありました。
そんな自身の経験から、生徒の皆さんには怪我をせず楽しむことを第一に指導しています。もし怪我をしても、出来ることをアドバイスしています。

トライアスロンを一生涯のスポーツに

― 具体的にはどのようなことをしていますか?

怪我をしないための身体とフォームづくりに重点をおいています。
また、今教えている生徒の皆さんは40代以上の方が多いのですが、怪我をしていなくても、続けていくうちに体に痛みを感じる場所が出てきたりします。そうした方々に、コーチである私がケアや施術をしてあげられるようになりたいと、現在はスポーツマッサージも学んでいます。
生涯スポーツとしてトライアスロンを続けられる身体づくりをサポートしていくことを目標に取り組んでいます。

自分の経験を伝えたい

― 怪我をしてオリンピックを諦めた経験は、今のコーチ業に活きていますか?

活きていますね。
と言っても全然口に出してオリンピックに!というレベルではなかったですが、大学、稲毛インターで過ごした日々、怪我をしたことなど全部今に繋がっています。その経験があるからこそ、いろんな方のコーチングができると思っています。
怪我をして思うように身体を動かせない辛さは身をもって分かっているので、練習で遅れがちな方や上手くできない方をフォローするようにしています。そのために、スクールでは自分の目が届く範囲の人数に抑え、全員にアドバイスするように心掛けています。
コーチングをする際、自分の身体で体感していることをお伝えしています。
動いていないとスキルのコーチングも進化しません。常にこうしたらどうなるか?とテストしながら自分の練習をしています。そして自身で経験したことをお伝えするために、いろいろなレースに出るようになりました。

苦しかった経験も共有して

― 出場したレースの中で、辛かったレースはありますか?

2レースあります。
1つは、2007年の世界選手権 U 23で、2週間前に捻挫をしてしまい、それが原因でレース中に足が痛くなり途中で走れなくなって歩いてしまいました。もう1つは2012年に宮古島の大会 * に出たときですね。
ロングレースの経験がないと、しっかりとした指導ができないと思い大会に出場したのですが、バイクパートで熱中症になってしまい、その後のランでたくさん歩いてしまいました。スイムは女子のトップで上がり、エイジ優勝もできましたが、翌日には熱も出て2日間寝込みアワードパーティーにも行けず、まったく喜べませんでした。ただただ悔しく、辛く、しんどいばかりで、ほとんど良い思い出がありません。この熱中症の経験から、生徒さんには、ロングに出るならば出るなりの準備をし、レース後も元気で遊べるくらいの体力を付けていきましょう、と伝えています。
* 全日本トライアスロン宮古島大会(国内屈指の長距離レース)

チームで高め合える関係性

― トライアスロンを続けてきて、良かったと思うことを教えてください。

いろいろな方に出会えることですね。
同世代、そして年代が上の方が頑張っていることに触れ合えるのがとても良い刺激になっています。
2016年か2017年にミドルのレースで、チームの20歳上の方にランで抜かれたことがあって、コーチとしてマズい!と思って練習するように。
「みんなが頑張っているから」という思いから練習する日もあります。
以前は、コーチの私が表に出たり、自分のことを発信したりはせず、レースも陰から支えようと考えていました。
でも、生徒さんがチャレンジし続けている姿を見ているうちに、私もチャレンジしなければ駄目だと考えを改めました。
頑張っていないコーチに頑張れ!って言われても説得力ないですしね。
2018年からトレーニングを再開して、2019年のIRONMANマレーシアでKONAのクオリファイをすることができました。
総勢23名で参加したのですが、大会までの練習と生徒さんと共にして、大会でもお互いに応援しながら走りチームの力を感じました。1人で出場していたらこの結果は出ませんでしたね。
普段一緒に練習できない方も多いのですが、SNSグループに練習報告などをしてもらい、刺激をもらって頑張れている方が多いと思います。

― コーチをしていて嬉しいときはどんな時ですか?

私、結構涙もろいんです。それまで完走できなかった方が完走できると嬉しくて。練習の過程を見ているので、成長されて、できなかった人ができるようになる姿を見ると、とても感動します。特に、初レースで完走する姿は、ゴールで待っていて泣いてしまいます。
以前は外から応援していましたが、今は一緒に練習も大会も楽しんで共有できることが嬉しいですね。

笑顔で走ることが続けられる秘訣

― SNSに上がっている写真では、皆さん笑顔が印象的ですね。

ありがとうございます。私自身が、宮古島の大会以降、常に笑顔で走れるペースを維持し、常に笑顔で声掛けしながら走るよう心がけています。
笑顔で走れなくなったときは、実はオーバーペースになっている時なんです。笑っていると力も抜けますし、笑顔で走ることは、自分の経験から生徒さんにお伝えしていることの1つなので、皆さん笑顔なのだと思います。
また私は、応援に来ていただいた方々やボランティアの方々には手を振ってその声援に応えたり、エイドではできるだけ声に出してお礼を言ったりするようにしています。そうしないほうが速く走れるのかもしれませんが、応援してくださる方々がいなければ大会は行われないですし、私自身も頑張れないので、これからも周囲の方々にリスペクトと感謝の気持ちを持ってトライアスロンを続けていきたいですね。

― 最後に、コーチ業への想いをお願いします。

スポーツは遊びであり、健康になるためにやるもの。
そのためのサポートをできるように、色々な知識を身につけていきたいです。
Lapulem(ラプレム)にはトライアスロン、OWS、スイムラン、ランニングをされる方が来てくださります。
その方たちに楽しんでいただけるように、そして生涯怪我なく健康でいられるように。
大学では体育学科の生涯スポーツコースにいたので、まさに!な仕事ができていると思います。
そしてコーチングだけでなく、競技者としても結果を出していきたいです。トレーニングはガツガツ頑張りすぎず、ゆるゆるほどほどに、疲労感を残さない程度を継続しています。
コーチとして競技者として、多くの方とトライアスロンやOWSを一緒に楽しんでいきたいと思います!

【商品Pick up】Neutral WaterやUTA SUPLIを飲みはじめて―

トレーニングを頑張りすぎないことと同様に、効果的にサプリメントなどを活用することで疲労を残さないことも大切だと思います。
私の場合は、Neutral Waterを飲み始めてから肌荒れが少なくなった気がしますし、日々のコンディショニングも向上しました。
また、UTA SUPLIは毎日1粒を寝る前に飲んでいて、疲れを感じる日は2粒、頑張ったなという日はトレーニング直後を含め3粒飲んでいます。UTA SUPLIを飲みだしてからは、不思議と毎朝すっきりと起きられますし、筋肉痛もそれほど出なくなりました。今ではNeutral WaterもUTA SUPLIは私にとって欠かせないアイテムです。

太田麻衣子

私のタイムスケジュール

スケジュール

私の記録

2020年 IRONMAN70.3 Japan 女子35-39 優勝
2019年 IRONAMN Malaysia 女子30-34 優勝
IRONMAN70.3 Hawaii 女子30-34 第2位
全日本宮古島トライアスロン大会 総合50位 女子総合 第5位
湘南OWS10km 年代別 第2位、2.5km 年代別 優勝
2018年 IRONAMN Malaysia 女子30-34 第3位
全日本宮古島トライアスロン大会 総合111位 女子総合 第9位
2012年 第17回 関東トライアスロン選手権大会 女子総合優勝
2009年 ITUコンチネンタルカップ蒲郡大会 女子 第3位
トキめき新潟国体トライアスロン 女子 第4位
2007年 ASTCアジアU23、ITU世界選手権 日本代表
2005年 第11回日本トライアスロン選手権東京港大会 女子 第8位
ASTCアジアU23、ITU世界選手権 日本代表