私の中で『生きているうちにやりたいことリスト』というのがあって、トライアスロンはその中のひとつでした。体型維持のために始めたランニングの延長でフルマラソンの完走を果たしてからトライアスロンへの想いが強くなり、思い切ってチャレンジしたのが7年前、2014年のことです。子どもの頃から比較的運動は得意な方で、特に水泳は小学生から社会人になるまで続けていたので海を泳ぐのも怖くなかったですし、トライアスロンは種目が多くて楽しそうだなって。当時、フルマラソンを完走して、それを超える刺激が欲しくなってたのかもしれません(笑)。
当時、私の周りでトライアスロンをやっている人は誰もいなくて、ランニング仲間や学生時代のお友達に相談しても「えっ!トライアスロン!?」「無理じゃない!?」と否定的な意見がほとんどでした。でも、周囲の反応に流されてチャレンジを諦めるという選択肢は私にはなかったですね。というのも、こう見えて私『やらず嫌い』はしないんです。興味を持ったことは何でも「とりあえず、やってみよう!」って。やらずに後悔するより、やって後悔した方がいいなって思ってます。ま、やって後悔したこともほとんど無いですけどね(笑)。
でも、いざチャレンジしようと思っても、そもそもトライアスロンってどうやって始めたらいいの?って感じでした。周りに相談しようにも、トライアスロンをやっている知人がいない・・・。そんな状況だったので、”トライアスロン 始め方”とGoogle検索から始めました。“Google先生”が教えてくれたのが、トライアスロン関連の書籍を多数出版され、当時からトライアスロンの普及に尽力されていた白戸太朗さんと、その白戸さんが代表を務めるトライアスロンショップATHLONIAでした。ちょうどATHLONIAが家の近所だったので、「よし!行ってみよう!」って早速お店を覗きに行ったんです。のんきに電動ママチャリで(笑)。
そしたら、偶然にもそこにいたんですよ、本物の白戸太朗さんが(笑)。白戸さんが書かれた本を読んでますますトライアスロンへの想いが強くなっていた私は、憧れの白戸さんを目の前に「トライアスロンを始めたいんです!」と唐突に相談しちゃったんです。すると、「ちょうど今年の9月にATHLONIAで新しいトライアスロン大会*を主催するからエントリーしてみない?」って勧められて。エントリーの仕方も白戸さんが丁寧に教えてくださって、気がついたらその場でエントリーしちゃってました(笑)。そしてエントリー完了後、その流れでウェットスーツを購入し、トライアスロンデビューへの一歩を踏み出しました。今こうして振り返ると、あの時偶然にも憧れの白戸さんにお会いできたのは『何かのお導きだったのかも?』と、改めて思いますね。
* 第1回九十九里トライアスロン(2014年開催)Swim1.5km,Bike40km,Run10km
ATHLONIAでデビューレースにエントリーしたのが、レース開催の半年ぐらい前だったと思います。ウェットスーツはその時に購入したのですが、肝心の自転車は持っていませんでした。さすがに普段使いの電動ママチャリで走るわけにもいかないので(笑)、性能よりもお洒落重視で、街乗りにも使える女子好みのロードバイクを買いました。でも、ロードバイクに乗っている知人もいなくて練習方法が全く分からず、レース前に数回乗った程度。バイクパートはほぼぶっつけ本番って感じでしたね。スイムは長年水泳をやっていた経験から海で泳ぐことへの恐怖心はなかったですし、10kmのランもフルマラソンの完走経験から走力的には多少自身がありました。ただ、スタート前のバイクセッティングやトランジッション、トライアスロン特有の注意事項などはすべてGoogle検索で見つけたトライアスリートのブログやYouTubeを見て独学で覚えました。
4時間近くかかりましたが、デビュー戦は無事完走することができました。フィニッシュゲートまでの花道は感極まって泣きながら走ってましたね。ゴール後、ボランティアの子どもたちから完走メダルを首に掛けてもらった時の感動は今でも覚えています。トライアスロンへチャレンジしようと決意してから、Googleを活用した情報収集、トライアスロンショップでの運命的な出会い、そして関連ブログやYouTubeを参考にしながらのレース準備など、孤独で長い道のりを経てやっと辿り着いたフィニッシュゲートの先には、最高の景色が待っていました。
2014年に九十九里でデビューしてからというもの、九十九里トライアスロンは毎年のように走ってますが、3年目までは一人でレース会場に行って、一人で走り、一人で帰ってくるって感じでした。トライアスロンの会場の雰囲気にも慣れてきた頃、トライアスロンチームという存在に気づいて、お揃いのトライウェアを着て、お互いに励まし合い、トライアスロンを楽しんでいる姿に憧れを抱くようになっていました。特にメルセデス・ベンツのトライアスロンチームには強い憧れがありました。というのも、デビュー当時からずっと、愛車に合わせてメルセデス・ベンツのショップで購入したトライウェアを着ていた私は、「私も仲間に入れてもらえないかなぁ?」って密かな想いを抱いていたんです。そんな時、九十九里トライアスロンの会場で突然、メルセデス・ベンツのチームの方から声をかけていただいたのが、チームに加入したきっかけです。
私が着ていたトライウェアと、チーム公式のトライウェアとでは、微妙にデザインが違っていたのですが、その微妙にデザインの違うトライウェアを着た女子が毎年九十九里トライアスロンを“一人寂しそうに”走っていたのが目に付いたみたいです(笑)。私としては、「トライアスロン仲間ができる!」って、とても嬉しかったですね。しかも、憧れのチームの一員に迎え入れてもらえて本当に光栄でした。
一人でトライアスロンをやっていた時、恥ずかしながらバイクの解体や組立は全く出来なかったんです。なので、練習やレースは解体せずにそのまま車に積み込み、また自分一人で行ける範囲に限られていました。飛行機に乗って離島や海外のレースに行くなんて考えもしなかったですね。それが、チームに入ってからは、バイクメンテナンスの基礎や輪行方法などもチームメイトに気軽に相談できるようになり、チャレンジの幅がぐんと拡がりましたね。たくさんのトライアスロン仲間ができ、一緒に海外レースにも行けるようになりました。初めての海外レースはハワイのホノルルトライアスロン*。実は、その海外レースデビューにはちょっとしたエピソードがあるんです。
というのも、チームメイトに教えてもらいながら輪行したバイクが、レース前日の夕方に盗まれてしまったんです。ほんの一瞬目を離した隙きにやられてしまいました。そんな絶望の中、途方に暮れていた私を救ってくれたのもまたチームのみんなでした。翌朝にレースを控えて早めに休まないといけないのに、みんな必死に探してくれたんです。すると、バイクは見つかりませんでしたが、チームメイトの繋がりでバイクを貸してくれる方が見つかったんです。しかも、そのバイクは奇跡的に私のサイズにピッタリ。おかげで海外レースデビュー戦を無事に完走することができました。ホノルルトライアスロンでは、トライアスロンを通して人との繋がりの素晴らしさを改めて実感しましたね。この体験は私にとってかけがえのないものですし、これをきっかけにますますトライアスロンが好きになりました。
* アラ・モアナビーチパークを舞台に例年5月に開催 Swim1.5km,Bike40km,Run10km
そうなんです。私立の中高大の一貫校に通っていたのですが、女子校だったこともあり、中学生なりに何か物足りなさを感じていたんです。そんな時、姉が通っていた高校の交換留学でドイツ人の女の子が我が家にホームステイに来たんです。その子とたくさん話をする中で私もドイツに留学したいと思うようになりました。親も協力してくれて、ドイツの高校を受験し見事合格。中学卒業と同時に15歳で一人ドイツのブレーメンに渡りました。私がドイツで高校生活を送っていた当時は日本への飛行機代も高く、夏休みなども気軽に帰れなかったので、代わりに陸路でヨーロッパ中を旅行しました。時には一人で行くこともあったので、言葉は必死に勉強しましたね。高校卒業後もアメリカに1年留学していたので、ドイツ語、英語は今でも一応話せます。
今になって、ドイツで過ごしたこの3年間が私の人生に良い影響を与えてくれているなと思うことがよくあります。特に、私の行動力はこの時代に培われたと思っています。人生は一度きりですし、だからこそ、『やりたいことは何でもやってみよう』そう思って、まずは何でもチャレンジしてみるということを信条にしています。
どんなことも無理せず、そして楽しむようにしています。普段のトレーニングも、トレーニングというよりは、今日は天気が良いから走ろう!的な軽いノリで、身体を動かすことに重きを置いてやってます。ちょっと前まで仕事がすごく忙しくて、朝から夜中まで働き詰めの時期が続いたんですが、その時もストレス解消のために身体は動かしてましたね。それこそ、気分転換のために夜中の2時頃から都会のド真ん中を走ったり(笑)。トライアスロンってストイックなイメージがあるんですけど、実際はそんなこともなく、私にとっては無理なく楽しく続けられる生涯スポーツですね。
『人生そのものを楽しむこと』を大事にしています。これは私の周りの多くのトライアスリートから学びました。トライアスリートの方って、変に“ストイック過ぎない”んですよね。よく食べるし、よく飲むし、よく遊ぶ。そして、仕事も本気。本当に人生を楽しんでいる感じが伝わってくるんですよね。だから、私もトライアスロン仲間と一緒にいると前向きになれるし、元気をもらえます。若さって実年齢は関係ないと思うんですよね。人生を楽しむことは、究極のアンチエイジングかもしれませんね。
Neutral Waterを続けていたら髪の毛や爪がすごく綺麗になったんですよ。私、ネイリストの資格も持っているんですが、お世辞抜きでこの効果にはびっくりしました。このオレンジボトルも可愛らしく、かさばらないのでいつも持ち歩いてます。UTA SUPLIは、今や疲労マネジメントと二日酔い対策のマストアイテムですね。乾燥ナマコ100%の天然成分という点も嬉しいです。Neutral Water、UTA SUPLIどちらも、トライアスリートはもちろん、人生を楽しむアクティブな女性にオススメしたいですね。
2021年 | 北千住ハーフマラソン 完走 |
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石垣島トライアスロン 完走 | |
2020年 | IRONMAN70.3 JAPAN 完走 |
九十九里トライアスロン 完走 | |
2019年 | 館山トライアスロン 混合リレー 完走 |
九十九里トライアスロン 完走 | |
ホノルルトライアスロン 完走 | |
2018年 | 九十九里トライアスロン 完走 |
ホノルルトライアスロン 完走 | |
2017年 | 九十九里トライアスロン 完走 |
2016年 | 九十九里トライアスロン 完走 |
2015年 | 板橋リバーサイドハーフマラソン 完走 |
九十九里トライアスロン DNS | |
2014年 | 東京マラソン 完走 |
九十九里トライアスロン 完走 | |
2013年 | 湘南国際マラソン 完走 |